鏡川漁協からのお願い

全国、カワウによるアユの捕食被害は深刻で、カワウ1羽が食べる魚の量は500gと言われており、アユだと30匹以上です。

ましてや、群れるのが大好きですから200羽以上で餌となる魚を求めて広い範囲を移動します。

鏡川漁協では狩猟による駆除も行っておりますが、高知一市を流れる川、民家も多く、狩猟範囲は限られています。

遊漁者の皆さまからも、カワウをなんとかしてほしいと何件もお声をいただき、煙火花火による追払いなども行ってきました。

そして今年、役職員で案山子を16体制作し、鏡川河川のあちこちに配置しております。

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案山子を見かけた方々からも、どうして案山子を置いてるのかとご質問をいただいたり、「案山子を数えて散歩してます!」「案山子に挨拶してます!」など、心温かいお声も頂戴し、また「カワウを見なくなった」「カワウが少なくなった」との情報もいただき、少しでも効果が上がっていることに安心しておりました。

しかし、そんな中、1体の案山子が悲惨な姿になりました。

首から頭がなくなり、金の芯棒はへし折られ・・・ とても美人さんだったので、本当に残念です。

鏡川のアユを守るため、案山子は今日も河川に立って見つめています。

どうぞ、案山子に イタズラをするのは、止めてください。

温かい目で、見守っていただきますよう、何卒宜しくお願い致します。