令和6年度水産多面的機能発揮対策事業の一環で、鏡川環境保全の会が体験学習会『川の生き物探検隊』を先週8月24日(土)に開催しました
この事業は、国と県と市から水産多面的機能発揮対策交付金を受けて行っている事業で今年で9年目になります。
海・川の環境・生態系の保全や、海の安全確保などの多面的な事業に対し経費を助成いただくもので、
鏡川環境保全の会では、鏡川下流域の堆積土砂の整備と、この体験学習会『川の生き物探検隊』を行っております。
台風10号が発生し、先週明けは雨予報だった開催日。ですが、台風10号の速度が遅く、開催当日、台風はまだまだ東シナ海を北上中。ギラギラ天気ではなかったものの、暑い一日となりました
今年は当日参加も加わって14組36名の参加者さんが鏡川漁協事務所前の青空教室に集まりました。
今年、講師にお迎えしたのは、西日本科学技術研究所で長年、川のお仕事をしてこられた藤田真二さん。 退職された今でもあちこちの川へ潜っております。
鏡川の生き物や河川の生態系、高知県のニホンウナギや外来種・絶滅危惧種などについて学習していただきました
学習会の後は、勿論、川の生き物探検隊の出動です
ライフジャケットにバケツ、箱メガネとすくい網を持って、いざ出発!!!
むかうは漁協事務所まえの河川敷。ここは鏡川下流域、紅葉橋上流です。
あまり雨が降ってないせいで、水位は低く、水温は高く、お陰で探検箇所も広々~
何をそんなに真剣に見ているのでしょう
お父さんも捕まえるのを、じっと待ってます
県議会議員の土居央さんも親子で参加です。昨年、見学に来られ、是非、娘さんと来たいと参加くださいました。
この体験会がない限り、こうして鏡川下流域で川へ入っている、これだけの人数をワタシの知る限り今まで見たことがありません。この体験会が始まってからは、この光景が、この体験会の目玉となりました
さて、そんなころ、会場ではアユの塩焼きの準備が進んでいました。
今年のアユは150匹。焼き上がりがこちら
うう~ん、塩もしたたる、いいアユでございます。すべて鏡川から調達してきました
昼食には、鏡川中流域に位置する鏡村の店リオさんから田舎寿司をご用意。アユと一緒にお召し上がりいただきました
さて、捕獲した生き物たちが、こちらです。 ↓ ↓ ↓
絶滅危惧種のカマキリも捕まりました ボラにボウズハゼにテナガエビなど・・・9種類の生き物が見つかりました。
今回も、高知市さんにご協力いただき「バイオーム」の『いきもの図鑑』を事前にご紹介
当日は、スマホで捕まえた生き物を撮影し、名前を調べて図鑑にしました。
この「バイオーム」、川だけではありません。生き物ならなんでも。魚でも虫でも花でも調べられる超~優れたアプリです。
投稿も出来、皆で共有することも出来るから、とっても便利です。
そんなことで、夏休み後半の土曜日、体験学習会『川の生き物探検隊』はいかがでしたでしょうか?
昨年に引き続きの参加者も居て、なかなか川に入る機会が少ないお子さんに、こういったイベントで川の楽しさを知ってもらう保護者さまの計らいも感じた1日でした。
しかし、今年の猛暑は、お盆が過ぎてもまだまだ続いております。
スタッフの中には、具合が悪くなる人もいて、皆、本当に大変でした。
高知市新エネルギー・環境政策課さん
今城雅之准教授のラボの学生さん
お手伝いにお越しくださいました皆さま、暑い中、本当にありがとうございました
また、来年も『川の生き物探検隊』に多くの方々のご応募、お待ちしておりま~す