国・県・市から補助金を受け、環境保全に大きな影響を及ぼす内水面の生態系の維持・保全・改善に努める
鏡川環境保全の会、令和5年度 水産多面的機能発揮対策事業『堆積土砂整備、河床の撹拌による瀬と渕の効果の検証』が10月21日(金)に実施されましたので、ご紹介いたします
鏡川環境保全の会のこの事業も今年で8年目、鏡川に堆積した土砂を整備し生態系の調査を行っております。データも8年分が蓄積され、色んな事が解ってきております。この事業のお陰といっても過言ではありません。
さて、今秋は雨が少なく、高知県のどの河川も渇水気味。ユンボ2台で川底を慣らし水の流れを確保。西日本科学技術研究所様の監修のもと㈱馬場配管様に整備いただきました!
そして10月22日(日)、高知大学 の 学生さん9名 と 関係団体様 にご協力いただき、人力で河床を更に平らにならす作業をおこないました
こういった 関係団体様 や 今城雅之准教授 率いる 高知大学農林海洋科学部の学生さん達 に助けられ、鏡川の環境は守られています。
最後に、アユの産卵場を設置。今年は野鳥から卵を守るため鳥除けのテープも張らさせていただきました。
今、鏡川下流域、トリム堰下はカラーテープがぴらぴら風に舞い、ちょっとした風物詩になっております。
お近くにお寄りの際は、是非ご覧になってください
年々、川の環境は形を変え、自然の驚異にされされ、人の手を入れなくては立ち行かなくなっております。
整備した産卵場で清流の女王、親アユたちが卵を産み、孵化した仔魚が流下して海に下り、稚魚となって、また鏡川に上ってきます。
アユの一生は、人の善意で支えられているのかもしれません。
高知県が掲げる『アユ王国高知』は、アユに係る様々な団体が手に手をとって、初めて『アユ王国高知』として成り立つものと考えます。
今後とも、自然豊かな高知の河川を、宜しくお願い致します。